朝日新聞フォーラムアンケート 書いてみよう !
朝日新聞が沖縄の米軍基地についてアンケートをネットでやっています。
ぜひ皆さんもアンケート協力お願いします !
[募集期間]
2017年4月28日~5月16日14時までです。
沖縄のアメリカ軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設するため、沿岸部を埋め立てる工事が本格化しています。5月15日、沖縄はアメリカの統治下から日本に復帰して45年になります。そこで今回は沖縄の基地問題についてうかがいます。
アンケート調査はこちらから。
→ フォーラム:朝日新聞デジタル
沖縄には、アメリカ軍が専用で使用する日本国内の基地の7割が集中しています。なぜそうなったのか。それには戦争の時代からの長い経緯があります。72年前の太平洋戦争末期、沖縄にアメリカ軍が上陸、島全体が戦場となり、数多くの犠牲をだしました。
戦争が終わってもアメリカ軍はそのまま沖縄の占領を続けます。敗戦から6年後の1951年、サンフランシスコ講和条約が結ばれ、翌52年4月28日の発効で日本は主権を回復しましたが、沖縄などは引き続き、アメリカの施政権下に置かれました。本土にとって「主権回復の日」である4月28日は、沖縄では「屈辱の日」として記憶されます。
アメリカに支配された27年の間に、基地はさらに拡張されました。本土に駐留していた海兵隊が沖縄に移駐し、用地を確保するために住民から強制的に土地を取り上げる行為は「銃剣とブルドーザー」と呼ばれました。72年5月、悲願の日本復帰を果たしますが、主要な基地はほぼ残ります。基地の密度も「本土並み」に、との願いはかないませんでした。
23年後の95年、沖縄本島で3人のアメリカ兵が小学生の少女を拉致し、暴行する事件が起こります。沖縄の人々の怒りは基地の縮小を求める声になりました。政府とアメリカは交渉の末、宜野湾市の中心にある普天間飛行場の全面返還に合意しますが、代わりとなるヘリポートを沖縄県内に建設することが条件でした。「県内移設」に対し、沖縄の人々からは「基地のたらい回しだ」との批判の声があがります。
曲折の末、移設先に決まった名護市辺野古で4月25日、埋め立ての護岸工事が始まりました。基地建設に強く反対する沖縄県と政府の溝は、かつてないほど深まっています。