6月8日「地方の時代」映画祭フォーラムのお知らせ ~ 「沖縄の現実とフェイクニュース」

 

「地方の時代」映画祭フォーラム のご案内

 

6月8日のテーマは

「沖縄の現実とフェイクニュース」

 

上映作品「沖縄 さまよう木霊 - 基地反対運動の素顔」(毎日放送)

 

基地反対運動に関する多くの噂や非難。そのひとつひとつを記者が検証しました。

現場報告から「ポスト・トゥルース」「フェイクニュース」など、報道のあり方を話し合います。

 

千里市民センター 大ホール
吹田市津雲台一丁目二番一号 千里ニュータウンプラザ内
TEL: 06-6834-0054
 

6月8日 (木) 14:00-17:30

司会 

 ・音 好宏さん (上智大学教授)

ゲスト 

 ・斉加 尚代さん (毎日放送)

 ・ 真実 (やす まこと) さん (沖縄在住・作業療法士)

 ・高作 正博さん (関西大学教授)

 

詳細は下のフライヤーにあります。
関西の皆さまのお越しをお待ちしてます !

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 Makoto Yasu さんが沖縄の現実とフェイクニュースを語る。
 

www.dailymotion.com

 

2017.1.30 MBS 映像 '17

2016年夏。沖縄県北部にある東村高江地区での動きが全国ニュースで伝えられました。


米軍の新たなヘリの離着陸帯(ヘリパッド)の建設工事が進む中、それに反対する地元住民など県民たちが連日座り込みを続けていたゲートの前に大量の機動隊員が投入され、住民たちが強制排除されたのです。工事用ダンプの進入を阻止するため、住民たちがとった手段が座り込みでしたが、この日以来機動隊との緊張関係が一気に高まっていきました。

沖縄の小さなこの村に全国の府県警から機動隊員の派遣が続く中、フェンス越しに抗議していた県民にむけて、一人の大阪府警機動隊員が「ボケ、土人が」と発言。沖縄県民を辱めるものとして県内外から大きな批判を浴びましたが、一方で「そもそも住民側の暴言が原因だ」として機動隊側を擁護する声が広まりました。それに呼応するかのようにヘリパッドに反対して抗議行動をする人々を「沖縄県民はいない」「過激な暴力集団」、はては「テロリスト」呼ばわりする言葉がインターネットを中心に拡散していきました。反対派住民が「患者搬送中の救急車を止めた」という架空の話がSNS上で広げられたことが、「無法な暴力的集団」とのイメージづくりに大きな役割を果たし、東京のローカル局はそうした「風説」に沿うかたちでこの1月に番組を放送、メディアがお墨付きを与える情況になっています。

いま沖縄の新基地反対運動に対して投げかけられる、様々なことばとレッテル。


 沖縄のやんばるの森で展開される運動を覆うこれらの「風説」は、虚と実がないまぜにされ、まるで木霊のように反響し、拡散されていきます。わたしたちは昨秋から沖縄・高江地区に入って住民たちの話を聞きました。「過激派」とレッテルを貼られた人に会い、「反対派住民が救急車を止めた」とSNSに発信した人物を訪ねました。そうして、さまよう「風説」の真偽を確かめて歩きました。そして見えてきたのは…

安倍政権が今国会で重要視している「テロ等準備罪」。
過去3度も廃案になった「共謀罪」が形を変え、市民の権利が制限されかねないと危惧される「テロ等準備罪」法案提出の動きが、いま沖縄を覆っている言説の背後に潜んでいるのではないだろうか…