沖縄戦と戦争犠牲としての福祉 - いのちを守るナイチンゲールと医療者と卵の会

沖縄戦と戦争犠牲としての福祉-

戦争体験者が高齢化し記憶の伝承のため様々な取り組みが行われています。しかし、その中でも弱者であった「障がい者」がどのような体験をしたのかは広く知られていません。戦後も当事者は大変な苦労を重ねています。

今回、地元紙の記者として30年間、沖縄県内の医療・福祉の現場取材を精力的に行ってきた山城紀子氏を迎えて、小さく弱いものの視点から沖縄戦と福祉について考える機会を持ちたいと思います。

 

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(Photograph by Yasu Makoto) 

 

戦後70年を超え戦争体験を継承する事が困難な状況で、様々な取り組みが県内でなされている。その中でも沖縄戦の「障がい者」の体験をとおして、弱者に顕著にあらわれる戦争犠牲としての福祉、その本質について考える機会を持ちます。講師にジャーナリストの山城紀子氏。

県内の医療、福祉関係者及び関心のある皆様、ぜひご参加下さい。

参加費無料、申込不要、当日会場に直接お越し下さい 

 

【対象者】同テーマについて関心をもつ皆さま ぜひ!

【主催】 いのちを守るナイチンゲールと医療者と卵の会(代表 伊波桂)

戦争と福祉〜沖縄戦と戦争犠牲としての福祉〜

 

2017年 6月 4日  14時 00分 ~  16時 00分 

(受付開始:13:30)

沖縄県宜野湾市中央公民館(宜野湾市民会館2階)

 

【講師紹介】 山城紀子 (ジャーナリスト)

著作一覧

・老いをみる ― 在宅福祉の現場から (1995) 

・心病んでも ―「あたりまえ」に向かって (1998) 

・あきらめない ― 全盲の英語教師・与座健作の挑戦 (2003)

・〈女性記者〉の眼 ― やわらかな社会へ向けて (2004)

・人を不幸にしない医療 ― 患者・家族・医療者 (2011)

 

 

〈女性記者〉の眼 | 有限会社 ボーダーインク

〈女性記者〉でよかった、心からそう思っている。ベテラン女性記者の社会派コラム

<女性記者>の眼

「当事者」の視点に立ち問題を取り上げてきた著者による、身近な生活周辺を題材にしたコラム集。「女性問題」とくくられている女性に対する差別や偏見の問題をはじめ、生活、介護、食、子供、医療や福祉などをテーマとしている。

●目次

内容
1994年/女性記者/支援をつなぐ/ボケ老人と美容室/治療の事前指定書/男と家庭科/介護/シンジムン/夫婦別姓/など 
1995年/介護移民/ある里帰り/ナイロビから北京へ/生活リハビリ/エコ・バッグを持とう/米アカデミー賞雑感/介護者手当て/事件報道と女性像/など
1996年/先生も制服は嫌い?/「産む・産まない」の決定は?/「午後の遺言状」/男女混合名簿に拍手/メーデーの日に思う/いいごみ、悪いごみ/これからは本名で など
1997年/正月も営業/女の仲間になれますか/ヌンクーグヮーなど
1998年/女と記者職/チョンさんの怒り/泣き寝入りはしない/北欧視察大盛況の苦言/長期休暇に市民権を/女と市場/「袋、いりません」/裁かれる「らい行政」など
1999年/確かな商い/女たちのまちづくり/元気な足取り/男女平等ラベル/エンゼルプラン/青い目/介護保険を語ろう/「長寿に学ぶ」に学ぶ/夫の家事時間ど
2000年/女性国際戦犯法廷/節約本ブームの背景/市民参加の映画館/トラウマ/地域に「託老所」を/機関紙「つどい」/伝統と人権/憲法二十四条の舞台裏など
エッセイ・ブレイク
「女性記者の変遷」「沖縄は本当に住みやすいか」
「アイ アム ア ヒューマン ビーイング

●著者プロフィール
山城紀子 (ヤマシロノリコ)沖縄県生まれ。1974年、沖縄タイムス記者入社。2004年フリージャーナリストに。女性問題をはじめ、子どもや老人、障害者問題、医療や福祉の問題をテーマにしてきた。連載「共生社会を拓く」で新聞労連大賞優秀賞、著書「心病んでも」で平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞、連載「医の今」でファルマシア医学記事特別賞を受賞。

 

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