泣き虫ヒロジさん、ずっと歌ってました。

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ヒロジさんよくこれ語ってくれるんですよね。

みなさん歌ってください。歌はいいですよ、って。

 

 泣き虫ヒロジさん

 

那覇拘置所では、
外からの応援や歌が届かない部屋に遠ざけられた。


口ずさむことも禁じられた。


仕方ない。


自分自身を鼓舞するためには
心の中で歌うしかなかった。

 

 喜瀬武原(きせんばる)と言う歌があります。これは80年代、恩納岳に155ミリの榴弾砲が打ち込まれて、仲間たちが山の中に入って、発煙筒を炊いて合図をして、「いるぞ」「大砲を撃つな」とやってた。

 

ところがやっぱり刑特法があって、それで機動隊が山の中に入ってみんな捕まって、逮捕されてその運動は終わるんですけど。それで、この喜瀬武原と言う歌を、海勢頭豊(うみせどゆたか)さんが歌ってます。

 

海勢頭豊「喜瀬武原」(きせんばる)

 

撮影日2013年8月3日@普天間基地野嵩ゲート前
沖縄オスプレイ追加配備阻止行動

 

*復帰直後に始まった米軍の実弾砲撃演習阻止の闘いの中で生まれた歌。

 

 

沖縄の大衆運動の歌は、この喜瀬武原と月桃と言う歌ですが、月桃は慰霊の日に歌う歌です。この喜瀬武原はたたかいの歌なので、現場でいつも歌います。

 

これ、2番にこう言う歌詞があるんです。

 

 喜瀬武原
 水清き
 花のふるさとに

 嵐がやってくる
 夜明けにやってくる

 風が呼んでいる
 山が呼んでいる

 みんなが呼んでいる
 母が呼んでいる

 

この、「嵐がくる」「夜明けにやってくる」


この歌詞にですね、
高江の7月22日がオーバーラップするんですね。

 

朝の4時ごろ、
1000名の機動隊が襲いかかってきました。


私たちも500名で対峙しましたけど
圧倒的な警察権力に排除されて

坂の上に座っていたんですけど


もうまるで、ボールが転がされるように
頭突かれて転がるしかない。


足を踏ん張るんですけど
どうしても傾斜があるので
背中を押されると転がっていくしかない。

 

そういうふうに排除をされて
仕方なく「やめてくれ」「やめてくれ」
と止めたんですけど。

 

あれが7月22日の高江の
激しかった夜明け前の攻防戦です。 

 

7月22日の高江、県道を埋め尽くした機動隊の写真

チョイさんの沖縄日記

 知人が、7月22日の高江の写真を送ってくれた。N1ゲート前がすさまじい数の機動隊に埋め尽くされた様子がよく分かるのでブログにあげておく。この機動隊は、北側からやってきて、座り込んで抗議する人たちを暴力的に排除しながらN1ゲート前を制圧した。ざっと見ても300人は優に超えているようだ。

 

 

 一方、南側からも200名ほどの機動隊が押し寄せてきた(下の写真)。

 

  

あれのトラウマがあって、私は8月25日に
機動隊の押しかけに激しく抵抗をしました。

 

これがいま、
「威力業務妨害
防衛局員とせめぎ合いをしたことが
「暴行傷害」
として起訴されています。

 

これは、あまりにも激しかった
彼らの暴力に対抗するために
声を上げただけ。


それを暴力と言うのなら、
どうぞやってください、と。

そんな歌です。


ずっと拘置所で歌ってました。

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沖縄は不当逮捕と弾圧には屈しません。

こんな泣き虫ヒロジさんが好きです。

沖縄を応援してください。